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AIから得られる情報が全て正しいと思ってませんか?

  • 執筆者の写真: 鈴木
    鈴木
  • 8月7日
  • 読了時間: 3分

近年、人工知能(AI)の進化は目覚ましく、ちょっと前までは『AIって何?』『使いこなすの難しそう。』と思っていた人も多いかと思いますが、最近では『この部屋に合うインテリアコーディネートは?』とか『この資料を日本語に翻訳ください。』等、日常生活の些細な事から、仕事の事までAIを活用する人が増えてきましたね。


AIは情報の収集、分析、生成を迅速に行うことで、私たちの意思決定を助けていますが、AIから得られる情報がすべて正しいわけではないという事実を理解していない人々が多いなぁと思った話があります。


AIが提供する情報が常に正確であると信じることには危険が伴います。多くの場合、人々はAIの結果を無批判に受け入れ、その正確性を疑わない傾向があります。この背景には、以下のような要因が考えられます。


  1. 技術への信頼: 私たちはAIを「冷静で客観的」な存在と捉えがちですが、AIは人間が設計し、訓練したものであるため、その限界も理解する必要があります。

  2. 情報の過剰供給: インターネットの普及により、情報が氾濫しています。AIが生成した情報もその一部であり、何が正しいのかを判断することが難しくなっています。

  3. 教育の不足: AIの仕組みやその限界について理解している人は少なく、自分が得た情報の信頼性を評価する能力が欠けていることが多いです。


実際に合った話なのですが、筆者のサイトに『香港の貯蓄型保険サンジョイグローバル2に興味があります。』とAさん(仮名)問い合わせがありました。私は、IFAの紹介や営業をしているわけではないので、あくまでサンジョイグローバル2について客観的に商品の内容を説明しました。

そうするとAさんは、


『その説明は本当に合っていますか?僕は香港の貯蓄型保険の情報を集めて、AIに学習させてます。』


AIの情報を全て信じる人

Aさんが話している情報は、旧商品「サンジョイグローバル」で、「サンジョイグローバル2」ではありませんでした。


筆者は、サンライフ社のホームページから情報を得ているため説明した情報に誤りはありませんでした。しかしながら、香港の貯蓄型保険については、いい加減な事や正しくない情報を日本語で書いているブログが多数存在するため、それらから情報を得たAIが誤った情報をAさんに提供していたのです。


しかしながらAさんは、AIから得た情報が間違っているとは微塵にも思っていないようで、筆者の説明が腑に落ちず、疑っているようでした。もうこういうタイプの人は何を言っても無駄なので、こちらから『誤った情報を提供している日本語のブログがたくさんあるからAIの情報が全て正しいわけではないですよ。』とお伝えすることもなく『そうですか。』と相談を終了しました。


AIは私たちの生活を便利にしてくれる一方で、その情報の正確性については慎重に考える必要があります。AIはあくまでサポートツールであり、そこから得られた情報の取捨選択や、最終的な判断は私たち自身に委ねられていることを忘れないようにしましょう。







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