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香港の保険会社は大埔エリアの火災の支援を拡大

  • 執筆者の写真: 鈴木
    鈴木
  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分

香港の大埔エリアの高層公営住宅「宏福苑(ワン・フク・コート)」で、全8棟のうち7棟が火に包まれた歴史的な大火災から約2週間が経過しました。


本日時点で、死者数は160人に上り、未だに行方不明者もいます。

香港に30年住んでいる日本人の知り合いも、こんな火事は見たことがないと言っていました。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。


この火事が起きるまで、『そのような現場に遭遇したら』と考えることがなかったのですが、家に帰ってみると、よく日本の家の天井に着いている火災探知機のようなものは部屋に見当たりませんでした。


もしかしたら、平日の昼間に行っているかもしれませんが、防災訓練や火災報知器の点検の現場にも遭遇したことはありません。オフィスビルは、防災訓練があるところとないところがあるのでしょうか?(詳しくご存じの方がいたら、ぜひ教えてください)


12歳の頃に中国から日本に移住した友人は、日本に移住するまでは防災訓練を受けたことがなかったと言っていました。『火事が起きたらどうやって非難するの?』と質問したら、『エレベーターにのる。』と答えていて驚きました。


前の会社では、たまに壊れた?のか隙間風で防災扉がずれた?のかわかりませんが、火災報知器が月に何回かなっていました。もうなりすぎて、なっても誰も避難せず、普段通り仕事を続けていたのですが、もし本当に火事だったらと思うと。。


また、この大埔での火事により香港の保険会社にも影響がでているようです。

宏福苑の登録所有者の公開されている会議の議事録によると、メンバーは2024年12月に中国太平保険(香港)による住宅団地の保険適用の継続を承認しており、記録によると、中国太平保険(香港)は複合施設の外観および共用部分について、最大20億香港ドルの賠償責任を負うことになっているようです。


しかしながら、国際信用格付け機関であるAMベストは、大埔の火災による財務的影響を吸収した後も、中国太平保険(香港)の資本基盤は依然強固であると評価しました。AMベストは、中国太平保険(香港)が健全な信用力を持つ再保険会社との慎重な再保険契約を締結していることから、今回の火災による最終的な純保険金請求額は中国太平保険(香港)にとって管理可能な水準になると見ており、中国太平保険(香港)が今回の火災による保険金支払いを支える十分な流動性を備えていると考えていると述べています。


香港保険業監管局は、この火災を受けて救済および請求措置を拡大しています。

各保険会社が可能性のある保険契約者に連絡が取れるよう、病院管理局と協力し、負傷者とその遺族の連絡先を入手しているとのことです。


このような発表を見ると、日本だったら度重なる調査等で何ヶ月もかかりそうなところを、香港の政府や機関の迅速な対応に感謝です。





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